たくさんのフラミンゴをみるなら・・

たくさんのフラミンゴが生息してることで有名なのは、「ナクル湖国立公園」です。フラミンゴがナクル湖をピンクに染めていく様子はまさしく幻想の世界にいるようにも思えます。フラミンゴがこんなにたくさん集まる理由には、ナクル湖の水質です。肉食動物にはいちばん嫌な炭酸ソーダの成分がナクル湖に含まれているので、フラミンゴや水鳥にとってはナクル湖はまさに鳥にとっては安全なパラダイスといえるでしょう。

ナクル湖国立公園

「ナクル湖国立公園」が設置されたのは1961年です。場所はナイロビから160キロで、車では約3時間半の位置になります。そして広さは200平方キロメートルです。ナクル湖の水深は2メートルの塩水湖になっていて、フラミンゴが生息する世界で有数の湖であるとともに、多種類の鳥が生息しているのでバードウォチングをするのにも最適です。「ナクル湖国立公園」には湖のほかにも、うっそうと繁る森であったり草原や砂地、そして崖地といった様々な自然があります。1961年に制定された当時は、ナクル湖とその周辺の山々を含んだとても小さな規模でしたが、今ではサバンナの大部分を含む範囲と「ナクル湖国立公園」の規模は拡張されています。

たくさんの動物

多いときには数1000から多いときになると、フラミンゴの数は数100万にものぼり、フラミンゴが巣作りをしますが、ナクル湖の浅い部分はフラミンゴが多くいるので水面が見えないところも多いほどです。湖の水量や食べ物の状況によってフラミンゴの数は変化しますが、一番フラミンゴがいる条件がよいとされている場所は「ヒヒの谷」:Baboon Cliffと呼ばれています。

ナクル湖の周りには188キロメートルに渡って柵が張られていますが、これはロスチャイルドキリン(別名:ウガンダキリン)やクロサイそしてシロサイの保護が目的になっていて、最近は特にかなり希少動物の黒サイを保護するために、柵の範囲が広げられています。

この柵ですが、野生動物を保護する目的になっているのはもちろんですが、実は野生動物の行動範囲の制限よりももっと大きな目的としているのは密猟者の侵入阻止です。ナクル湖公園の中には25頭以上ともいわれるケニア国内でも最大規模のサイの群れがいるからです。そして願いも込められていますが、他にも生き残っている別の個体を見つけられる可能性もあります。

そしてここには、1977年以降にケニア西部から移送された大量のキリンもいるほか、ウォーターバックも生息しているので公園内で見ることができます。ライオンやヒョウといった肉食動物も多く存在しています。そして深い深い森の中に行けば、木にぶら下がっていたり道を渡ったりするかなり大型のアフリカニシキヘビを見ることもできます。またチャンスがあれば、かなり珍しい見た目はハイエナに似ていますが、アードウルフという蟻を食べる動物も見ることが出来るかもしれませんん。そして車から降りて湖畔を散歩しながら、フラミンゴと写真を撮ったりするのも楽しいです。

ナクル湖

ナクルという言葉は、マサイ語で「ほこりが立つ場所」という意味になりますが、ナクル湖の面積は5~45キロ平方メートルの小さなアルカリ湖になっています。ツアーで廻る時には、ナイロビから1日観光の一部として、「マサイマラ自然保護区」や「バリンゴ湖・東サンブル」とかと一緒に巡ることがあります。

ナクル湖は、100万から200万羽のフラミンゴの群れは世界一とも言われていますが、フラミンゴたちが食べるのは温かい水に生えている藻を食べています。科学者によると、ナクル湖に生息しているフラミンゴが1年間の間に食べる藻の量は、なんと1平方キロメートル当りその量は2万5000トンとも言われています。

ナクル湖に生息しているフラミンゴは2種類になっていて、コフラミンゴはオオフラミンゴに比べて、くちばしが赤くそして羽の色も濃くなっています。コフラミンゴの方が生息している数が多くなっていることから、ドキュメンタリー映像などではよく利用されているのはコフラミンゴのほうです。ところが、フラミンゴの数は最近減少していることが報告されています。減少した原因として、観光客の増加そして湖水の産業で使用される排水によって湖が汚染されてしまったという短期間で急激な水質の変化が原因だとされています。

乾季の間、そして雨季に起こる洪水によって、ナクル湖の水位が下がることがあります。近年でみてみると、水位に大きな変化が起こるのは、雨季と乾季の間です。それは農地化や市街化が進んだことで、水の需要が増えたことと、それに加えて雨季に地面が水を吸収するようになって洪水が減ったことの両方の可能性が疑われています。汚染や干ばつは、フラミンゴの餌になるある種のバクテリアや藻を減少させる原因になります。そして気候の変化も、湖の環境の変化に影響を及ぼしていると考えられています。

ナクル湖に住んでいる鳥はフラミンゴだけではありません。魚食性の鳥類も存在しています。小型の魚類ですが、ティラピアは1960年代前半にナクル湖に放流されてからその数をどんどん増やしています。湖やナクル湖国立公園内には400種以上の鳥が生息しています。ヨーロッパからの渡り鳥や、1000羽にも及ぶカイツブリ目の構成種2種、ソリハシセイタカシギなどを見ることが出来ます。