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 アート

ケニアの文化は、装飾品の芸術が挙げられます。歴史が示すようにそれは、歴史的に長く、影響力のある伝統工芸でした。ケニア中で、石の芸術や初代原人による洞窟の壁画、現在でも見られる同様のデザインやモチーフがあります。多くのケニア伝統社会は、機能的で儀式的な対象物や身につけるものへの装飾に特化してきました。クリヤ人やサンブル人のような民族は、高度な芸術作品を排出しました。サンブル人の特に若い戦士は、身体的な美しさと装飾品で一目置かれています。彼らは、身体的な見かけを非常に重要視し、繊細さを印象づけるためにボディーペイントをしたり、ヘアースタイルに気を使います。そのためサンブル人は、他の民族から"サンブル"(Samburu)つまり「蝶」という名前を与えられています。

ボラン人、オロモ人、ガババラ人などの多くの北部の民族は、水ひょうたん、イス、首枕のような実用的なものに装飾を施します。トゥルカナ人は、ケニアの最も厳しい場所の一つに住んでいますが、体やガチョウの卵で水を汲む道具、曲がりくねったナイフやこん棒の様な対象物に今でも装飾をしています。


マサイ人は、ビーズ使いで非常に抜きん出ています。ジュエリーは、社会的地位を強調し、大人になるための成人式に使われます。現代アートは、活発にケニアに入ってきました。彫刻の技術は、ケニア中で実用品としても装飾品としても作られています。


カンバ人は、ケニア人の中でも一番の彫刻家として知られています。木材を扱う職人として歴史的に知られています。海岸部において彫刻は、ラム島を中心として栄えてきました。ラム島は、かつてアラブの職人たちが独創的なスタイルの融合を生み出すのに影響を与えたとされる地元のバジュン人がいた島です。


西ケニアのキシイ人は、現地産のソープストーンである石に彫刻することで有名です。さまざまな彫刻作品にソープストーンを使います。よくある作品は、アフリカの伝統的なデザインを使った小動物、チェスの駒やゆで卵入れ、石鹸を入れる器、灰皿などの実用品などがあります。


ソープストーンには、さまざまな色があります。白(最も彫刻しやすい)やいろいろな影を持つピンク色や深い赤色(一番彫刻しにくい)があります。旅行客間の貿易は、ケニアの彫刻に多大なる影響を与えました。伝統的なデザインは健在ですが、しばしば斬新で興味深い彫刻スタイルを見つけることもできます。


ケニアでのグラフィックアートは、歴史的に明らかではありませんが、岩に芸術を施したものを起源にしているものや伝統的なデザインのものがありますが、海岸部からの影響も大きくあります。海岸部の服飾や装飾のデザインは、中近東に起源を持つ剛健なスワヒリ文化のデザインを作りました。


伝統ヨーロッパ文化の彩色画や図画は植民地宗主国からもたらされました。植民地時代のケニアには多くのヨーロッパ出身のアーティストがいました。一番有名なのは、ジョイ・アダムソンです。彼女はその自然保護に関する著作でより知られていますが、有能なアーティストでもありました。彼女の植物画は、ケニアの植物に関する教科書の原画にもなっています。また彼女の書いた民族の肖像画は、文化人類学上大きな重要性を持っています。


ケニアの絵画は、現代手法と伝統的な方法の融合で発展してきました。国際的にも認められている画家は、ジョエル・オスワゴです。彼は西ケニア出身で、伝統的で現代的なルオ人の生活を描いたすばらしい絵画を生み出しています。


彼の手法を表現したり定義したりすることは難しいです。彼は対象を対照的な原色を鋭く使って体や顔を強調した手法で描きます。この手法は、厳しさと共に、身体的な脆さを印象作っています。彼の農村での生活を描くことは、社会的なケニアの状況を表現するために考えられた手法です。彼の作品は、とてもおかしみがある時やひどくさみしげである時など、その両方が混じっているものもあります。


ケニアは、放浪の外国人芸術家の故郷として名前を馳せました。ケニアには多くの芸術家が在住しています。おそらく一番良く知られているのは、ピーター・べナードでしょう。彼はアメリカ人写真家ですが、長年ケニアに住み活動してきました。そして世界的にも彼の森の中での生活を撮った作品は有名です。


彼の作品はジャーナルという形で出版されており、写真、新聞記事の切り抜き、泥、血などの対象物は、ページに貼り付けられています。これらの作品は、世界的に紹介され本にもなっています。ある人は、自分勝手な作品と称するかもしれませんが、彼の作品の心は、ケニアへの深い情熱と強い未来への思いがこめられています。


国立博物館は、ケニア人アーティストを育成するクオナ独立基金と呼ばれる団体を立ち上げました。基金は、ナイバシャ湖畔にアーティストに利用可能なアトリエと住居を提供しています。この仕組みは功を奏し、博物館は一般に公開されています。ここでは、現代アートをすべての媒体で見ることができます。ミッシェル・ソイやロチャ―ド・キマシ・ワマエなどの有能なアーティストも属しています。

ナイロビには、他にも私設のギャラリーがいくつかあります。