デイブ・フェブリとその妻カレンは、子供たちを連れていつもの家族の休日を過ごすことを望みませんでした。フェブリ夫妻は、ケニアの遠く離れたマサイ人の集落で一緒に生活することにより、最高の冒険家族旅行を体験しました。フェブリ家は、過去2年間でケニアを2度訪れています。旅行を通じて冒険志向が高まり、ケニアの文化に対する意識と敬意を育んできました。
イギリス人のデイブとカレンは、ともにブリティッシュ・テレコムで働いています。すべては、"すばらしい海辺の休暇"を探していたことから始まりました。カレンは、基本的なサファリも体験できるケニアのコースト地区を提案しました。
「ケニアについての知識はほとんどなく、どんな場所なのか不安を覚えました。ケニアで休暇を過ごさないかと妻に最初に言われたときは、行きたくないと答えたほどです」とデイブも認めています。
デイブとカレンはケニアにチャンスを与えることにしました。息子のジョナソンとネイサンとともにケニアで3週間過ごし、コースト地区のワタムでの滞在とマサイマラ近くのロッジを拠点とした野生動物のサファリを楽しみました。
この組合せによって、求めていた海辺の休暇と世界でもっとも有名な野生動物保護区の探訪が実現しました。到着後すぐに最初のカルチャーショックを受けたものの、デイブは大いに休暇を楽しみました。「国民が友好的でオープンであるという意味でケニアは期待以上でした。ケニア人はとても親切で魅力的な人々でした」
野生動物とビーチの組合せでこの旅行は忘れがたいものになりましたが、実際には、フェブリ家にもっとも強い印象を残したのはケニアの人々でした。このときの体験がきっかけとなり、ケニアの文化に心から興味を持つようになりました。こうした興味が高じてケニアへの再訪を考えるようになります。1年後、フェブリ家はふたたびケニアを訪れました。「ケニアについて理解を深めていたので、さまざまな部族とその慣習についてもっと知るためにケニアを再訪しました」とデイブは言います。
この2回目の旅行で、一家は遠く離れたマサイ人の集落"マジ・モト(Maji Moto)"へ向かいました。この地名は「温水」を意味し、近くに温泉があることに由来します。デイブとカレンは、自分たちの家族とマサイ人が一緒に3日間暮らす特別な"ビレッジステイ"を手配しました。
この記念すべきステイについて、「私たちは"マジ・モト(Maji Moto)"ですばらしい体験をしました」とデイブは述べています。家族一行は丘陵地帯を歩いて多くの野生動物を目撃し、マサイ人の日常生活について多くの時間をかけて学びました。
一家は現地の学校にメインゲストとして迎えられました。デイブたちは自分たちがマサイ文化に興味を持つのと同様に、マサイ人も西欧諸国の生活に関心を抱いていることに気づきました。それは相互的な関係でした。フェブリ家はマサイ人の伝統や慣習について理解を深めていき、マサイ人はフェブリ家の息子たちが持参したCDウォークマンをしきりに試そうとし、イギリスでの生活について聞きたがりました。
デイブは、ケニアを訪れるほかの旅行者もこの種の文化交流に時間を割くことを勧めています。「現地の人たちは外国からの旅行者にとても興味をもっています。話をしたがり、親切にもてなしてくれます」ケニアへの旅行は、フェブリ家の2人の幼い息子たちにすばらしい教育の機会を与えましたが、大きく異なる生き方への洞察力を家族全員に植えつけることにもなりました。フェブリ家にとってマサイ集落で一番楽しかった時間は、キャンプファイアを囲んで現地のマサイ人たちと語り合ったときだったと言います。
マサイマラでの1泊キャンプを終えると、フェブリ家はコースト地区に戻りました。ワタムの美しいビーチに2週間半滞在し、さらに海辺の小さな村で3日間過ごしました。この体験は、ケニア人の生活に対するもうひとつの視点を与えました。「西洋的な発想を捨て去って、外に出て現地の人々と知り合うことができれば、とても楽しい時間を過ごせるでしょう。ケニア人はとても魅力的で旅行者を温かく迎えてくれる人々ですから」とデイブは説明します。
家族連れでケニアへ行くことに抱いた最初の懸念は、いまでは懐かしい思い出となっています。現地の文化に対するフェブリ家の関心とケニアへの冒険心は増す一方です。今年、フェブリ家はふたたびケニアを訪れます。"マジ・モト(Maji Moto)"の友人たちを訪ねてから北部へ向かい、サンブル人の土地を行くラクダ・トレッキングに家族で参加します。











