マララルの町は、ケニアのノースリフト・バレーのLoroghi高原の東にあります。この豊かな文化をもつ小さな町は、多くの偉大な冒険家の格好の拠点であり、ケニア北部の偉大な自然に触れることを望む旅行者にとって最後の辺境の町となります。
マララルへの道
ナイロビの北およそ348キロに位置するマララルは、乾燥した自然の大地であるケニア北部地域への入口とみなされ、冒険家や遊牧民、ラクダの中心地となっています。ナイロビからルムルティ経由でマララルへ向かう7時間のドライブでは、ケニアの魅力的な風景の壮大な眺めを楽しめます。
ナイロビを出てまもなく大地溝帯への下降が始まります。この先史時代の巨大な裂け目と、そこに数多く見られる淡水湖のひとつであるナイバシャ湖がすばらしい景観をみせます。さらに進むと、ケニア有数の緑豊かな高地であるアバーディアの丘陵地帯に入ります。アバーディア・フォレストは貴重な集水域としての役割を担い、多数の動植物にとって最適な保護地となっています。
アバーディア山脈の北部山麓では、エワソ・ナロク川が岩棚に落下してケニア屈指の壮大な滝を生んでいます。ニャフルルの町の近郊にあるトンプソンの滝は旅行者の人気を集めており、マララルへの脇道区間に入る前に休憩をとるには最適の場所です。アバーディアを離れてドライブを続けると、緑に覆われた高原から広く開けたサバンナへ、さらにマララル周辺の丘陵に近づくと、どぎつい色彩が点在する乾燥した大地へと景色が徐々に変わっていきます。
雨期の間は、季節限定の川が主要道路を横切って自然の堰へと流れ出します。この堰は、遊牧民が飼う牛と野生動物にとって共通の水飲み場となります。途中で象の群れやキリン、シマウマ、ガゼルを目撃することもあります。この地域ではセグロジャッカルもよく見られます。
マララル国際ラクダ・レース(Maralal International Camel Derby)
マララルでは、ケニア内外から多くの見物人が訪れる有名な年中行事があります。年1回催されるマララル国際ラクダ・レースです。3日間にわたるこのイベントは大きな社交行事であり、文化、風土、活動、冒険を直接体験する機会をもたらします。このラクダ・レースによってマララルの路上は活気づきます。北部屈指のラクダがこのレース大会のために集められているからです。
プロとアマチュアの騎手がともに参加するこのレースは、"水と教育のためのレース"と呼ばれています。ラクダ・レースの主催者は、この呼称を資金調達のために利用し、マララル周辺に多く住む遊牧民のコミュニティが直面している水と教育をめぐる問題の解決に役立てようとしています。
ラクダ・レースと一緒に自転車レースも行われます。現地で"ブラックマンバ"と呼ばれる実用的な自転車とマウンテンバイクのレースがハードなコースで競われます。この自転車レースには、ケニア国内のアマチュアだけでなく世界的な自転車のプロも参加します。
トライアスロンも開催され、参加者は連続する3つのレースに出場します。このハードなレースでは、参加者は10kmコースのランニング、自転車、ラクダ乗りをこなします。レースには個人およびチームが自由に参加できます。
現地のサンブル人にとって、マララルは繁栄する中心的な町です。街路はアクセサリー、籠、衣服、伝統薬を売る女性たちで常に賑わっています。
ラクダ・レースの期間中は、歌や踊りに加わったり、熟練したサンブル人の戦士の説明に従って槍の作り方を学習するなど、観光客はさまざまな地域住民と触れあうチャンスに恵まれます。または、単に座ってカーニバルの雰囲気を楽しむこともできます。
マララルの宿泊施設
マララルでは手ごろな料金で宿泊施設を利用できます。Yare Camel Clubでは質素な丸太小屋に泊まるか、クラブの敷地内にテントを張ることができます。マララル近郊のMaralal Safari Lodgeのほか、マララルの町中でも良質の宿泊施設を手頃な料金で利用できます。
マララルを越えると、ケニア屈指の美しい土地が旅行者の訪れを待っています。マララルとトゥルカナの間に広がる自然のままの土地は、冒険志向の旅行者にとって最適の場所です。











