ケニアの遠く離れた北部辺境地帯には、世界有数の自然の驚異があります。トゥルカナ湖は巨大な内海であり、砂漠にある湖としては世界最大です。トゥルカナ湖の水域の全長は250キロを超えており、ケニアの総海岸線よりも長くなります。
トゥルカナ湖は、ほとんど光り輝くような目立った水色のために翡翠の海として広く知られています。ケニア北部のうだるように暑い砂漠と溶岩流のなかを行く長旅のあとで、輝くターコイズブルーの広大な湖水を目にすると、この世のものとは思えない崇高な光景に映ります。
ケニアでもっとも奥まった地域に住む一部の民族にとって、トゥルカナ湖は生命の源です。ウガンダ人と先祖のつながりをもつトゥルカナ人は、トゥルカナ湖の周辺で半遊牧民の暮らしを営んでいます。ケニアの最小民族であるエルモロ人はトゥルカナ湖沿岸で狩猟採集民の暮らしを営み、アシで作った独特の丸い小屋の集落に住んでいます。
トゥルカナ人は、地球上でもっとも長い歴史を生きている人々です。コービ・フォラで最近発掘された化石の証拠によって、トゥルカナ湖は"人類の発祥地"とみなされるようになりました。発掘現場はシビロイ国立公園の中心部に位置する荒涼とした美しさを感じさせる場所で、先史時代の石化森林があります。
トゥルカナ湖自体が自然の宝庫であり、クロコダイルの個体数では世界最大規模を誇っています。トゥルカナ湖のクロコダイルは記録的な大きさに成長し、風が吹きすさぶ人里離れたセントラル・アイランドでは世界最大級のクロコダイルが発見されています。トゥルカナ湖はケニアでもっとも奥まった位置にありますが、冒険志向の旅行者の期待に十分に応えてくれる場所です。

アクセス
トゥルカナ湖への行き方は東岸と西岸でまったく別のルートをとります。トゥルカナ湖の両岸は、湖の南部の横断できない広大なスグタバレーによって地理的に隔てられています。トゥルカナ湖の東岸へはマララルやマルサビットを経由して行くことができます。ロイヤンガラニの小さなオアシスの町が東岸の拠点となります。
トゥルカナ湖の西岸へはキタレ経由で行くことができます。西岸の拠点となる町はロドワです。両岸にはチャーター機用の滑走路があります。この地域は、エチオピア南部の人里離れたオモ地方へのサファリの起点となっています。トゥルカナ湖の訪問には適切に組織されたサファリを利用します。トゥルカナ湖の周囲に整備された道路はほとんどありません。湖畔は徒歩で散策できますが、十分な飲料水を持参し、方向感覚を失わないように注意する必要があります。
トゥルカナ湖を探訪する最適な方法は湖畔の集落でボートを借りることです。現地のガイドを雇うことをお勧めします。











