ラムは他に類をみない場所です。ゆるやかなリズムで生活が営まれる平穏な熱帯の島ですが、その歴史は、中世風の石造りのラムの町を縫う曲がりくねった道と同様に謎めいており、興味をそそります。
ラム島自体は、なだらかな砂丘と果てしなく続く砂浜をもつ美しい土地です。ここでは、ココヤシやマンゴーの植林地に囲まれた小さな集落が点在し、三角帆で航行する"ダウ(Dhow)"が海上を行きかいます。しかし、ラムの最大の魅力はその旧市街にあります。ラムの町の歴史は14世紀のスワヒリ人の入植に始まりますが、ポルトガルの探検家、トルコの商人、オマーンのアラブ人など、ラム島は多くの来訪者を迎えてその影響を受けてきました。来訪者はその痕跡をそれぞれ残しましたが、ラム独自の文化が育まれ、最終的に存続しました。
ラムの細い路地は昔のままの姿を残し、砦周辺の市場や広場では昔と同じペースで生活が営まれています。ラム島には車がありません。今でも主な交通手段としてロバと"ダウ(Dhow)"が使われています。ラムの人々は伝統と慣習を強く信奉し、歴史の尊重に基づく強固な社会を形成しています。
ラムは、旅行者を夢見心地にさせるエキゾチックな町です。旅行者を気さくにもてなす地元住民によって、ラムへの訪問はさらに楽しいものになります。ラムへの訪問は、別世界に足を踏み入れることを意味します。訪問者は、自分もその世界の一部になっていることに気づきます。時間の流れがゆるやかになり、海岸沿いの散歩や街の散策、ビーチでの休息に長時間を費やすことになります。
"ダウ(Dhow)"・サファリを利用すれば、ラムの周囲の群島に行くことができます。マンダ島、シユ島、パテ島、キワユ島には、孤立した集落や古代の遺跡、隠れるようにして建つ豪華な高級リゾートなどがあります。この素朴な島は心と魂に訴えかけてきます。ラムへの旅はロマンチックな体験となり、生涯の出来事として記憶に残るでしょう。
アクセス
ラムへは空路利用がもっとも便利です。ナイロビ、モンバサ、ディアニビーチ、マリンディから定期便が毎日飛んでいます。ラム島では、近くのマンダ島の小空港を利用します。この空港では民間のチャーター機も利用できます。到着した乗客は、"ダウ(Dhow)"に乗ってラム・タウンかシェラへ移動します。多数のヨットもラムに寄港します。ヨットがシェラ付近の海峡に避難することもよくあります。
ラムには車がありません。街中の曲がりくねった道は徒歩で散策するのが一番です。シェラの村とビーチへも歩いていくことができます。一方、ラム・タウンとシェラの間を定期的に往復する、有料で乗客を運ぶ"ダウ(Dhow)"もあります。
マンダ島、パテ島、シユ島などの周囲の島々へ行くには、組織された"ダウ(Dhow)"・サファリを利用します。冒険志向の旅行者なら、通りがかった"ダウ(Dhow)"に乗せてもらい、近隣を探検することもできます。ロバをレンタルして島内を乗ってまわることもできます。











